Windows7のPCにて、Roland「Octa-Capture」を使用すると音が途切れて、それから一切の音声の再生ができなくなる現象が続いています。
Octa-Captureのトラブルシューティングをほとんど試しましたが、どれも効果はありませんでした。
目次
発生するとき
OS : Windows7 Professional
CPU : Core-i5 6200U 2.3GHz
メモリ : 12GB
■ブラウザ(Firefox、Opera、Chrome、Internet Explorer)でTwitterとYoutubeの動画を再生すると、最初の1秒だけ再生され、とぎれとぎれになり、動画が止まる。それ以降、動画だけでなくパソコン内部のすべての音も出なくなる。
■ブラウザで音を出さず、DTMソフトだけでOcta-Captureを使っていると問題ない。しかし、Octa-Captureを起動してすぐは音が少し途切れる。
■1日に最低1回は起きる。
■ Octa-Captureをパソコンに繋がず単体で使う分には何も問題ない
試しても効果がなかったこと
- Octa-Captureのドライバをインストールし直す (3回)
- Octa-CaptureをUSBハブに差し込んでいたのを、パソコン本体(USB2.0端子)に直接差す
- USBケーブルを変える
- Octa-Captureの設定「オーディオ入出力のバッファ・サイズ」をMax.にあげる / 低レイテンシーモードをオフ or オン / ASIO Direct Monitorを使うをオン or オフ / ASIOの周波数と合わせるを オン or オフ
- ウイルス対策ソフト「Avast!」のホワイトリストにYoutubeを追加
- 「Avast!」から「Microsoft Security Essentials」に乗り換える
- Firefoxの再インストール
- Firefoxの「ハードウェアアクセラレーション機能を使用する」をオフ or オンにする
とにかく、何をやってもダメ。
調べたら、この方も私と似たような症状を抱えているようです。
■ オーディオインターフェースを使用しているとブラウザで再生している動画等が再生できなくなることが度々あります。https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13174628628
考察
内蔵の「Realtek High Definition Audio」 と 外付けの「UA-1EX」では発生しません。
Octa-Captureとウェブブラウザの音声(HTML5)との相性が悪いような気がしています。
対処方法 #1
根本的な解決にはなっていませんが、パソコンの再起動で音が出るようになります。しかし、毎回、再起動するのはめんどくさいです。
そこで「OCTA-CAPTURE Control Panel」だけを再起動させます。これで音が出るようになる可能性があります。出ないときもある。
1 . 音が出ているソフトウェアを全て終了させる (ブラウザや音楽プレーヤー、DTMソフトなど)
2. 「OCTA-CAPTURE Control Panel」を起動させ、いま使っている周波数とは別の周波数にする
3. 元の周波数に戻す
今使っていない周波数に変更したら、さっき使っていた周波数に戻します。
要するに
44.1Khz → 48KHz → 44.1KHz
もしくは
96KHz → 44.1KHz → 96KHz
ということです。
1回行っても音が出ない場合がありますので、何度もやってみて下さい!
対処方法 #2
2018/02/24 : Firefoxを一切起動させないで、ChromeやOperaだけでインターネットをしていると、Octa-captureがとても安定することに気が付きました。なので、Firefox使わない生活を送っています。
2018/02/25 : Firefoxを一切起動させないで2日経ちました。本当に今までの不具合が嘘のように、安定しています。どんなにツイッターやYoutubeなどの動画をブラウザで再生させても、音が途切れなくなりました。
2018/03/02 : そう思ってChromeだけで生活をしていたら、また「音の停止」状態が現れました。ブラウザで音を聞かないようにしてみたいと思います・・・
2018/04/07 : 久しぶりにFirefoxを使ってみましたが、やっぱり音が止まるようになってきました。Chromeを使っても音が止まることはありますが、Firefoxも使うようになると、より不具合の確率が高くなるような気がします。
対処方法 #3
OCTA-CAPTUREとパソコンの起動の順番を変える方法です。
OCTA-CAPTUREの電源を入れる30秒くらい待つパソコンの電源を入れるパソコン内の音声ファイルを開く (WAVやMP3ファイルなどです)
これで結構、音切れになる頻度が減りました。
パソコンの電源を入れた後に最初に流す音声は、WAVやMP3にする点も大切です。これを、最初にYoutubeなどの動画を流してしまうと、以降、音切れが発生する事があります。
↑ 結局、また音切れが発生し、効果ありませんでした。
対処方法 #4 (今の所の決定版)
- パソコンの電源を入れる
- パソコンの起動が終わり、いつでも利用できるぞ!みたいな状態を待つ(ハードディスク搭載機であれば、「カリカリ」音が鳴り止むのを待つ)
- オーディオインターフェイス「OCTA-CAPTURE」の電源を入れる
- 30秒以上待つ
- ブラウザを開く前にWindows Media Playerで何でも良いので音声ファイルを開く (30分くらいの長さの無音のWAVファイルを作っても良い)
- Windows Media Playerの設定で「ループ」「ミュート」をする
これで安定するようになってきたような気がします。ずっと音声ファイルがバックグラウンドで再生された状態のまま、ブラウザでネットサーフィンを行う、という状況で乗り切れるはずです。
この方法だと「音切れ」が発生しません。この順番を変えて、オーディオインターフェイスの電源を入れる前にブラウザを開くと、かなりの確率で「音切れ」が発生します。
なぜ音声ファイルを再生させたまま(ミュート状態であっても)にしておかなければいけないのかというと、おそらく、パソコンが「OCTA CAPTURE」で再生させているという仕事を忘れるから、なのではないか、と推測しています。
まとめ
他のオーディオインターフェイスでは発生しないので、OCTA-CAPTUREと現在のブラウザ環境の相性が悪い気がします。
何か抜本的な方法があればよいのですが・・・分かるまではこの対処方法で乗り切るしかありません。
また何か分かりましたら、追記したいと思います。