2022年9月上旬、ASUS Vivobook 14X X1403ZA (X1403ZA-LY160W)を購入したので、レビューをしていきたいと思います。
こちらの機種には最新の第12世代「Core-i7 12700H」というめちゃめちゃ高性能なCPUが搭載されています。いま、ノートパソコンに搭載されてるCPUの中ではトップレベルで高い性能を持ち、ゲーミングノートなどでも使われています。
といったことを知りたい方におすすめの記事になっております。
結論からいうと、
みたいな人は方には全員におすすめのパソコンだと感じました。
実際に自分で買って使っているレビューとなっております。
使って1年経ちましたが、ぶっ壊れることなく快適にじゃんじゃん使えています。
なぜ「X1403ZA」を買おうと思ったのか
わたしの生活スタイルは・・・
- 現在は2017年発売のWindows 7のノートを使ってる
- DTMをする
- 年に何回かライブ会場でライブ演奏をすることがある
- 記事を書いたりする
- たまに動画編集をする
- イラストを描いたりする
- 週に1回PS5でゲームをする
といった感じです。
Windows7のノートパソコンを使っていましたが、ソフトの新しいバージョンが使えなくなってきています。
円安の影響も不安で、早めにおニューのパソコンを買うことにしたのです。
そこで、DELLやHPなどのノートパソコンとも悩みました。
ASUS、DELL、HPの第12世代CPU搭載、メモリ16GB、ストレージSSD512GB、価格10万円代前半のパソコンの仕様を比較しました。
比較したもの | Vivobook 14X X1403ZA (X1403ZA-LY160W) (ASUS) ← 今回買ったやつ | New Inspiron 14 5000ノートパソコン(2020年6月30日発売) (DELL) | HP Pavilion Plus 14-eh (HP) |
CPU | Core i7-12700H | Core i7-1255U | Core i5-12500H |
OS | Windows 11 Home | Windows 11 Home | Windows 11 Home |
メモリ | 16GB(DDR4-3200) | 16GB(DDR4-3200) | 16GB(DDR4-3200) |
ストレージ | 512GB (PCI Express 3.0 x2接続) | 512GB M.2 PCIe NVMe SSD | 512GB PCIe NVMe M.2 SSD |
内蔵GPU | IrisR Xe グラフィックス | IrisR Xe グラフィックス | IrisR Xe グラフィックス |
USB端子 | USB3.2 (Type-C/Gen1) ×1、USB3.2 (Type-A/Gen1)×2、USB2.0×1
合計USBポート:4つ |
USB 3.2 Gen 1 Type-A、USB 3.2 Gen 1 Type-A、USB 3.2 Gen 2×1 Type C™(電源供給およびDisplayPort対応)
合計USBポート:3つ |
USB Type-A 5Gbps ×2、USB Type-C 10Gbps ×2 (Power Delivery、DisplayPort™ 1.4、電源オフUSBチャージ機能対応)
合計USBポート:4つ |
SDカード端子 | なし | あり | あり |
LANポート | なし | なし | なし |
大きさ | 幅317.1mm×奥行き221.98mm×高さ19.9~20.0mm | 幅314.00 mm×奥行き227.50 mm×高さ15.70 mm~19.00 mm | 幅314 x 奥行き225 x 高さ16.9 mm (最薄部) |
重さ | 約1.6kg | 1.54 kg | 1.33kg |
価格 | 139,800円 → セール 119,800円 (2023/6/3) | 147,500円 → セール 104,980円(2023/2/2) | 169,400円 → セール 149,800円 (2023/2/2) |
HPはCore-i5ですが、12世代なので性能は十分。
でも、ASUSの「Vivobook 14X X1403ZA (X1403ZA-LY160W) 」を選びました。
決め手は、
- 12世代CPUのCore-i7 12700Hを使ってみたかった
- CPUの内蔵グラフィック「Iris Xe Graphics」が結構良さそう
- セールで安くなっていた
でした。
ちなみにこちらのパソコンはAmazonのような通販サイト、ヨドバシ、ビックカメラなどでは販売されていないASUS Store直販限定のモデルです。
外見はかっこいい
X1403ZAの触り具合はざらっとしてるが、てらてらしてる。
最近のパソコンって結構高級感あふれてるのね。
写真では分かりづらいですが、とっても小さい。
キータッチは軽くて良い感じ。
表面には、効果が3年続く抗菌処理「ASUS アンチバクテリアガード」がコーティングされています。
カフェでカタカタキーボードを打ったり、外出先での菌の付着は結構怖いので、抗菌してくれるのはありがたいです。
「ASUS アンチバクテリアガード」の詳しい情報はASUS公式サイトに載っています。
あと、ACアダプター(A19-090P2A)のデザインがかなりかっこいいです。
CPUの性能は良い感じ
CINEBENCHという処理速度を計測するソフトを使って、実際のCPUの性能をチェックしてみました。
ASUS Vivobook 14X X1403ZA (X1403ZA-LY160W)のCINEBENCHの結果 | |
CPU (Multi Core) | 10632 pts |
CPU (Single Core) | 1622 pts |
ほかのサイトで計測されているCore i7 12700Hの結果と比べると数値が低めなのは、ノートパソコンの温度を上げないために性能をおさえめに調整しているのかもしれません。
でも、これでも動作は十分速いです。
仕様で気になること・気にならないこと
仕様で気になったこと
LANポートが付いてねえ!!
これ一点です。
最近の薄型パソコンはどれもLANポートが付いていないようです・・・
もちろん無線LAN機能は付いており、IEEE802.11a/b/g/n/ac/axに対応しているので、ちゃんとインターネットはできます。
しかし、安定してインターネットを行いたいので、LANポートが付いていないのはちょっと残念。
でも、エレコムやバッファローなどで、USB → LANポートの変換アダプターが販売されているので、今後それを買えばまぁいいかと思った。
デメリットな点はどうか
Webカメラが92万画素
Webカメラは別途、StreamCamというロジクール製のを持っているので問題ない。っていうか、そもそもウェブ会議とかしない。
Thunderboltが付いてない & Type-C端子は充電機能なし
Thunderboltを使用するパソコン周辺機器を持っていないので、こちらも問題なし。
あと、Type-C端子は充電や映像出力に対応していないですが、HDMI端子はあるから大丈夫。
Thunderboltは絶対欲しい!って方は、ASUS製だと 12世代Core-i7 / Thunderbolt搭載 / 15万円以下の場合は、
ASUS Zenbook 14 OLED UX3402ZA (UX3402ZA-KN278W) (2022/11/1 現在、セール価格で149,800円)
こちらしかありませんでした。ゲーミングノートだと15万後半以上~だとちらほらあります。
画面が14インチなのでめちゃ小さい
DELLの27インチ外付けモニターを持っているので問題なし。
ほかには
USB端子が2.0のものがある
仕様を見てみると・・・
- USB3.2 (Type-C/Gen1) ×1
- USB3.2 (Type-A/Gen1)×2
- USB2.0×1
となっており、全部がUSB3.2ではないのが気になります。でも、使っているオーディオインターフェースはUSB 2.0で問題なく動作するので問題なし。
価格を下げるためにいろいろ各USBポートの性能を下げている印象ですが、12世代のCore-i7 12700H搭載しているパソコンを13万円台までおさえるためにはしょうがないのでしょう。
ディスプレイが有機ELではない
最近どこもかしこも猫も杓子も有機ELディスプレイを使っているノートパソコンが増えています。画面がめちゃめちゃきれいなんでしょうけれど、普段、外部ディスプレイを繋いで使っている身としては、結構どうでも良い。
そもそも、小さい14インチのディスプレイで動画編集やDTMをやるのは目が疲れます。
しかも、有機ELは電力を食うそうなので、不要かなという気がしています。
同じ14型のCore i7のノートパソコンと比較した場合、有機EL搭載機のほうが電力を食うようです。
ディスプレイ / CPU | エネルギー消費効率 | |
ASUS Zenbook 14 OLED UX3402ZA (UX3402ZA-KN381W) 149,800円 |
14.0型 OLED (有機EL) CPU : Core i7-1260P |
12区分 22.9kWh/年 (A) |
ASUS Vivobook 14X X1403ZA (X1403ZA-LY160W) 119,800円 今回買ったパソコン |
14型ワイドTFTカラー液晶 CPU : Core i7-12700H |
12区分 15.4kWh/年 (AAA) |
両パソコンのCPUは違うので (1260Pと12700H)、正確な比較にはならないですが、TFTのほうが省エネのようです。
実際に使ってみて良かったポイント
起動がとっても速い
電源ボタンを押してから10秒で画面が立ち上がります。
実際にボタンを押してから起動するまでを撮影しました。
- 「オン」と言ってボタンを押したのが 0:08
- 画面が映し出されるのが 0:18
前のパソコンもSSDを搭載していましたが、30秒くらいはかかっていました。
Youtubeの4K動画がスムーズに見れる
ウェブサイトの閲覧はもちろんとても快適に見られます。
ためしにモルディブの海の景色を映した4K動画を流してみましたが、カクつくことなく再生できました。
そこまでグラフィック性能が求められていない3Dゲームなら低画質で普通に遊べる
ためしに、Steam版「Dead by Daylight」をやってみましたが、低画質の設定でスムーズに動いたのはびっくりしました。
それぞれのグラフィック設定別で、ASUS Vivobook 14X X1403ZAで実際にプレイしてみた動画です。
ちょっとデメリットもある
熱が結構出ますし、ファンも回る
ゲームをしていると、キーボードと液晶の間あたりが熱くなります。
ゲームをした後のファンの回り具合を映した動画をYoutubeに載せたので参考にしてみて下さい。
※ パチパチ言っている音はゲーム内の焚き火が燃えている音です。
Core-i7 12700Hはかなり電力を食うようなので、熱が発生するのは仕方ないのでしょう。
というか、Intelの12世代CPUはどれも同じかもしれませんけれど・・・
X1403ZAを夏場に使う場合は、本体をちょっと浮かして使ったほうが良いかもしれません。ノートパソコンスタンド、もしくは冷却装置があると安心な気がします。
買ってどうだったか
わたしの条件
- 家で性能しっかりしたノートを使いたい
- 金はそんなに出せない (13万円台以下)
に合ったのがX1403ZAでした。
- CPU:12世代Core i7 12700H搭載 (デスクトップレベルの性能)
- メモリ:16GB
- ストレージ:SSD 512GB
これで13万円台ってなかなか凄いです (セール時で11万円台)。
DELLも結構良さそうだったんだけど、USBポートが3つしかないのでDELLは選択肢から外れました。
使用する周辺機器によっては、「USBハブは使わず、本体に直接差せ」というものもあるのです (オーディインターフェースなど)。
なので、USBポートが4つあるノートパソコンが必要でした。
HPは性能はばっちりだし、USBポートも足りていて問題ないけど、いかんせん価格が高すぎました。
ASUSのノートは私の姉も使っていて、とくに不具合なく2年くらい使っているようなので、故障に関しても大丈夫かな、と思いました (ゲーミングノートです)。
【2022年10月】
実際に使ってみて、大体1ヶ月経ちましたが、いまのところはとくに不具合はないです。とりあえず、良いパソコンがゲットできたので、買ってよかったなと思っています。
【2023年8月14日】
4ヶ月経ちました。デフォルト設定で2時間動作させないとスリープ状態になります。なので、スリープ機能を「適用しない」を選んで停止させてみましたが、そうするとよく分からないタイミングでスリープになるので「5時間」に設定してみました。5時間もほったらかしにすることはないので、一応解決したっぽいです。
買おうか迷っている方がいると思いますが、セールしてたら、結構早めに買うと良いです。セール中は早めに品切れになることがあります。
当初、わたしはセール中に何日も悩んでいたら、品切れで買えませんでした・・・とはいえ、必要かどうかしっかり悩んで納得して買うのが良いと思います。
あと、円安のせいか約1ヶ月ごとに値上がりしています。
ASUS Vivobook 14X X1403ZA (X1403ZA-LY160W)のセール価格の推移 | |
時期 | セール価格 |
2022年7月(発売) | 109,800円 |
2022年8月・9月 | 119,800円 |
2022年10月 | 129,800円 |
2022年11月1日~18日 | 119,800円 |
2022年11月19日~ | 124,800円 |
2023年2月2日~ | 119,800円 |
2023年8月~8月31日 | 109,800円 |
となっているので、来月あたりも値上げになるかも?セールになっていたら早めに買ったほうが良いです。
※ 2023年2月2日現在、119,800円で販売されているようです。