2018年にサービス開始したスマホ決済サービス「Paypay」。キャンペーンで500円もらえるという事で筆者(K.Waga)も、開始と同時にさっそくインストールしました。
しかし、店員さんに「Paypayで・・・」と言うのが恥ずかしくて今まで一度も使っていませんでした。
しかし、2019年9月、スーパーで買い物を行うと3%オフになるというお得キャンペーンに心を奪われて、実際に使ってみる決心をしました。
結論から言いますと、
なんと「Paypay」という単語を一切使わずして支払いをする事ができました。
目次
なぜ「Paypay」が恥ずかしいのか考察
この世は様々な電子マネー・スマホ決済であふれています。
- 「Suica」
- 「iD」
- 「LINE pay」
などなど。コンビニや飲食店などで気軽にお支払いできて便利です。
例に上げた3つの電子・スマホ決済は日本人にとって口に出すのに抵抗がない音、ではないかと推測します。
- 「Suica」→ (スイカ) 果物のスイカなど
- 「iD」→ (アイディー) 身分証明書(Identity Document)
- 「LINE Pay」→ (ラインペイ) チャットサービス「LINE」の支払い
といった事をイメージするのではないでしょうか。LINE Payはそのままですけれど。
一方、「Paypay」はペイペイはペイが2つ並んでいるだけなのに、なにか、露骨で卑猥な表現が含まれているような気配を感じます。
もし、ペイペイの「ぺ」が「パ」に変わったら・・・一目瞭然でしょう。少しでも口が滑ってしまったら・・・こんな恐ろしい事はありません。公共の場でそんな単語を堂々と言えますか?私は言えません。
2つ同じ音が続いても、例えばシャンシャンやランランなどのようなパンダの可愛らしい名前とは程遠いのが現実です。
ぺがパに変わった「それ」が可愛らしいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、それは自分内に秘めておくべきプライベートな話です。
ほら!自然とこんな話に発展してしまうなんて・・・!「Paypay」がいかに恐ろしい単語だとハッキリとお分かり頂けたと思います。
「Paypay」という単語を使わないで支払う方法
さっそく本題に入りましょう。
先日、サニーで支払ってきました。スマホ決済もそのものも初めてだし、「Paypay」と言うのも恥ずかしいし、緊張しました。
で、私は決めました。
「Paypay」と言わないで払おう、と。
私が考えた「非ペイペイ発声支払い法」(Paying Without Saying Paypay / 欧米では「PWSP」と呼ばれています。嘘です) は・・・
という方法です。とてもシンプルです。
また、少し初心者のふりをするという演技も大切です。
「こういうスマホ決済って分からないけど、なんかテレビとかでお得になるって言ってるし。スマホに入れてみたけれど、使い方もあまり詳しくなくて・・・」みたいな人を演じるのです。
例えば、「スマホとかよく分からない若い女性」でも良いですし、ご年配の方なら「孫や息子にインストールしてもらった人」、他には「テレビなどの大衆情報に流されやすい意志薄弱な人」をイメージしながら演技をすると良いかもしれません。
Paypayと発声せずにサニーで支払ってみた
2019年9月初旬、サニーに行きました。
10時から14時まで3%ポイントバックのキャンペーンが行われていたので、目散にサニーへ自転車をこぎまくりました。
以前キャンペーンでもらっていた1000円分を使いたい。納豆とか野菜を買い物かごに入れて、「Paypay」使えます、の旗が立っているレジへ並びました。
レジに並ぶ前にPaypayを起動しておきましょう。急にあわてて起動して間違って、変な画面(画像フォルダの中の夜のペイペイ的なもの)が出現したりして、地獄を見ることになるので気を付けましょう。
店員「いらっしゃいませ~」
私「(Paypay画面を見せて) あの、これで支払いできますか?」
店員「あ、Paypayですか?」
私「はい」
店員「できますよ」
(QRコード を印刷したラミネートを見せてくる)
店員「これを読み込んで下さい~」
私「(Paypay内のカメラ起動) こうかな・・・」
カシャッ
金額を入力をする画面が表示される
店員「金額は498円なので、498と入力して下さい。間違えないように~」
私「できました、これで良いですか?」
店員「はい」
<ペイペイ!> (支払い完了の音)
店員「大丈夫です。ありがとうございました」
私「ありがとうございました~!」
これが一連の流れでした。店員さんは年の頃は50代くらいの女性でした。
一言も「Paypay」と言いませんでした。
若干、話がそれますが、QRコード決済は自分で金額をスマホに入力しなければいけないので、手間がかかりました。正直、現金のほうが早いです。大勢の人が利用するスーパーのような店はバーコード決済に移行すべきですね。
セブンイレブンで「Paypay」と言わずに払えるか?
またまたお得なキャンペーン(コンビニエンスで101円以上買うとあとで100円戻る)が発表されました。という事で、セブンイレブンで「Paypay」払い (PWSP) をしてきました。
セブンイレブンのスマホ決済は、サニーや西友などが使っているQRコード方式ではなく、店員のスキャナーがお客のスマホのバーコードを読み取って決済を行う方式になっていますので気持ちが楽です。
店員は若い女性。
豆腐を持ってレジへ。
私「これで払えますか?(ペイペイの画面を見せる)」
店員「はい」
店員がバーコードでスマホのペイペイ画面のバーコード を読み取る
<ピッ>
<ペイペイ!> (支払い完了の音)
店員「ありがとうございました」レシートを渡す
私「ありがとうございました」
サニーより簡単!しかも、誰も「Paypay」という単語を使わなかった!
正直、スマホ・電子マネー決済には疑問を持っていましたが、現金で払うよりも楽でした。これは流行りますね・・・
デメリットもある
実はこの「Paypay」と言わずに「これで支払えますか?」の方法にはデメリットがあります。それは、
という点です。
何回もお店に来ているのに、店員さんから「この方はいつまで経ってもペイペイ支払いに慣れないのかしら」と思われそうです。初心者のフリは何回も使えません。
なので、その後は、
「これで・・・(スマートフォンのPaypay画面を見せながら) お願いしま~す」
でやっていくのも良いかもしれません。
まとめ
まとめますと・・・
という方法でPaypayと言いたくない私でも支払うことができました。
また、今回はどちらとも女性の店員さんの列に並びました。サニーの方では、少し年配の優しそうな女性店員さんの所にしました。スマホ決済の初心者は人選選びも大切です。
ということで、私と同じように「Paypay」という単語を口にするのがはばかられる方に、お役に立てて頂ければありがたいです。
本当になんでヤフーは「ペイペイ」なんていう名前にしたのでしょうか。ヤフーペイとかではダメだったのか聞きたいです。しかし、今後、スマホ決済がどんどん主流になっていけば、あまり気にしなくなる方も増えていくでしょう。いつか「ペイペイで!」と笑顔で言える日が訪れるでしょうか。
2019年10月1日から政府によるキャッシュレス還元事業も始まり、Paypayで支払うと10月中は7% or 10%、それ以降(2020年6月まで)は2% or 5%ポイントバックされます。
恥ずかしがってばかりじゃいられない!夢見る少女じゃいられないのよ!と貪欲な気持ちも大切なのかもしれませんが、恥ずかしいものは恥ずかしいのだから仕方がありません。うまく恥ずかしさをごまかしながら、工夫してお得に生活しましょう!
追記 2020年2月18日
こちらの記事で「Paypayなんて恥ずかしいワード、口に出せない!」と言っていましたが、ある時、薬局で年配のレジ係りの人に対して「これでお願いします・・・」とスマートフォンを差し出したら、老眼鏡をかけはじめて、「ええと・・・これは・・・」と言って数秒、Paypayだと認識するのに時間がかかっていらっしゃったようです。そこで、私は「これはあかん!」と思い、
「Paypayでお願いします」
と言いました。
とうとう、自分の口から「Paypay」というワードを言ってしまいました。でも、自分の口から恥ずかしいワードを言うことによって、レジ店員の負担軽減になるのならそんなのお安い御用です。
慣れてきたら、「Paypay」と言うのが良いかもしれませんね。最初は恥ずかしいですけどね!
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文 & イラスト:K.Waga
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