以前、SNSでワンポットパスタなるものが流行っている雰囲気を感じました。1つの鍋に麺や具材を全部入れて煮こむだけで、簡単に「パスタ」が作れるそうだ。海外では「One Pan Pasta」と呼ばれているそうです。
この動画を見てみました。なかなか簡単そうですが・・・
今までは、鍋で茹でた麺を、フライパンで炒めた具材、この2つを合わせることでの「融合」調理を行ってきたわけです。それがあーた、1つの鍋で?美味くできるわけないでしょ!不味いに決まってる!
どのブログを読んでも、「ワンポットパスタ」がいかに素晴らしいかを熱弁していてなんだか怪しい。本当か?金もらってんじゃないのか?金の亡者め!そんな輩には「影亡者」を派遣させるぞ!
疑い心全開で作ってみることにしました。きっと不味いんだろうなと思って。
まずは基本、トマトスパゲッティを作ってみることにしました。
さっそくトライ!
『自己流 ワンポット・トマトスパゲッティ』
材料 (1人前)
ミニトマト – – – 4つ
たまねぎ – – – 半分・スライスせよ
にんにく – – – 2かけ・みじん切りせよ
唐辛子 – – – ひとかけ・辛いの嫌いな人入れるな!
バジル – – – 適当に入れろ!
ローズマリー – – – 適当・固いので食べる時気をつけるんだ!
スパゲッティ麺 – – – 100g (ディチェコが一番良い)
塩 – – – 4g
こしょう – – – 適量
コンソメ – – – 3g
だしの素 – – – 適量(1gまで)
しょうゆ – – – 数滴
オリーブオイル – – – 一回し
水 – – – 400g
ディチェコをよく使っています。
MASSELのチキンスープの素をコンソメとして使いました。これが添加物とか入っていないので良いです。デキストリンは入っていますが。オーストラリア産です。塩もですが。
近所のハーブです。
とりあえず全部入れてみました
もはや、この画像だけでいい。もう終わり。作らなくていいとすら思ってしまう。なんか、ワンポットパスタの醍醐味は「材料をいかに美しく配置するか」だけじゃないか。あとは材料を窓から捨てろ!(ウソです食べて下さい!)
あー、これだけでもう美味しそう。アメリカのオシャレキッチンみたい。アメリカに行きたい。ロハスなセレブな生活をニューヨークで送りたい。週末はセントラルパークで犬とのんびりごろ寝。本も読んじゃうし、スターバックスのコーヒーも飲んじゃう。良い天気だ。
脳内はセントラルパーク。
2004年11月撮影
さぁ煮ろ!煮ろ煮ろコーナーです。
たまにかき混ぜるのが良い、とのことで、まぜまぜしました。麺同士がくっついちゃうらしい。
当初、水の量を300gにしていたら、水が足らなくなった。干からびた。あかん!ということで100g継ぎ足しました。なので、400gがオススメです。
しばらく煮込んでもまだまだ硬い・・・食えねーよ!と暴言を吐きたくなるでしょう。まぁ、硬かったら水を足していけば良いでしょうけど。1.6mmの麺だと9分が正式の湯で時間なんですが、11分くらい煮込むと良さそう。
さあさあできましたよ!(お母さん)
気取った感じでバジルを乗せてみました。「美味しく撮れた」。これだけで満足。虚栄心です。
そして、味は・・・・!?
「美味い!」
でした。若干、硬めだったけど。待ちきれなくて皿にサーブしちゃいました。サーブ!英語使っちゃいました。
乳化要らずで、全ての具材や調味料の旨味が麺に染みこむ。これ最高じゃないのかな。ドロっとした感じがいい。あと、唐辛子が煮こまれることですごい辛くなるので、ピリッとして大人の味になります。
洗うものが少なくなって良い感じ。お鍋が要らないね。
まとめ
いやぁ、なかなか美味しいですね。明日も食べたいと思ってしまうほどでした。
ワンポットパスタのメリットは・・・
- 麺に味がしみこむ具合が尋常じゃない
- にんにくを焦がしてしまう不安がない
- 茹でればいい
- 洗い物が少なくて済む
- さっと作れる
ですね。
デメリットは
- 麺をちょうどよい硬さにするのが少し大変
これしかありません。味自体は最高なので、不味いものはなかなかできないと思いますが、硬さがね・・・水を入れすぎればスープスパゲティみたいになっちゃうだろうし。
だから、
- 最初に入れる水は300~400g(cc)くらいにしておいて、足りなくなったらその都度、水を追加する
がポイントな気がします。
麺自体は「圧力鍋」を使って茹でたのにはかないません。圧力鍋で茹でるとモチモチになるんですよね。
最初の5分を圧力鍋で煮て、それからフタを開けて煮詰めるのが良いのかな。なんかめんどくさそう。やっぱり、フライパンでやることに意義がありそうですね。鍋を使わないという最大の利点を活かしたいです。
そんな訳で、「硬さ」に気をつければ最高に簡単においしいスパゲッティが作れますので、みなさんトライしてみてくださいね!