ちまたでWindows10に勝手にアップグレードされた~~!とかいう話で盛り上がっています。私は去年、回避策を行っていたので、まったくそういった予約ポップアップは出ていません。
おとといの朝、仙台の実家から電話がかかってきて、「朝、パソコンつけたら、四角い箱の画像で、画面が固まってんの」とのこと。あっーー、Windows10にされそうになっていたようだ。でも、なんかしらのエラーで途中でアップグレードはうまくいかなかったらしい。間一髪。
実家のパソコンも私とおなじ回避策を行っていたのに、アップグレードされそうになっていました。回避策をしていても、されてしまう場合があるっぽい。
一応、マイクロソフトのオフィシャルの方で、
■ Windows 10 へのアップグレードを抑止する方法
https://sway.com/paGpQ6qPQYtxokYE
が紹介されていますが、レジストリ(いろいろ大切な内部の方)をいじるのでやりたくない。
ということで、私が行ったレジストリを扱わない対策をまとめてみたいと思います。※作業は自己責任!とは言いたくないですが、間違ってたらすみません。分かる人に教えてもらいながら進めたほうが良いですね!
目次
「$WINDOWS.~BT」を削除する
いつのまにか、Cドライブに「$WINDOWS.~BT」や「「$Windows.~WS」というフォルダができていたら、Windows10へのアップグレード用のファイルが準備されている、っていうことです。
とりあえず、Cに入っている「$WINDOWS.~BT」や「「$Windows.~WS」のフォルダを削除しましょう。私は$WINDOWS.~BTしかありませんでしたので、これだけ消しました。
こちら↓のサイトを参考にしました。
■ 「Windows 10」、予約しなくても約6GBのファイルを自動ダウンロード(回避方法あり) – ITmedia ニュース http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1509/12/news017.html
Windows10への更新ファイルを非表示にする
パソコンメーカーのNECさんが「Windows UpdateでWindows 10をインストールしないように設定する方法」としてわかりやすく手順を紹介してくださっています。
■ Windows UpdateでWindows 10をインストールしないように設定する方法
https://121ware.com/qasearch/1007/app/servlet/relatedqa?QID=017898
追記 : 2016-05-23
Windows10更新用の「KB3123862」が復活していますので非表示にして下さい。
ITmediaさんの方でも書かれていましたが、非表示にすべきものは
KB2952664
KB3035583
KB3035583
KB3050265
KB3065987
KB3075851
KB3083324
KB3083710
KB3102429
KB3102433
KB3102810
KB3112343
KB3118401
KB3121255
KB3123862
KB3135445
KB3138612
です。Windows8も共通です。宝くじの番号を調べるときを思い出しました。下4ケタだけ見ても良いかもしれないです。
↑ 私のパソコン(Windows7)ではこんな感じで、特に予告ポップアップなど出てきておりません。(2016-05-23現在)
いまのところ、
- 「$WINDOWS.~BT」の削除
- Windows10の更新ファイルを非表示
この2つで予約ポップアップなどは一切出てません。注意が必要なのが、「$WINDOWS.~BT」を消さないと延々とWindows10の更新ファイルがゾンビのように復活します。まず、最初に「$WINDOWS.~BT」を削除してから進めるとうまくいきます。
Windows10にしない理由
いろいろツイッター見ていると、
- なんでそんなにWindows10を毛嫌いしているのか
- 新しいものへの拒否感なんじゃないの
などなどいろいろ批判の声見ましたけど、たんに毛嫌いしている人はそんなに多くないと思います。ドライバに関する不具合の報告わんさかありますし。まぁ、なんとなく気持ち悪い、と毛嫌いしてアップグレードしないのも自由ですけどね。
Windows XPの時にあったようなセキュリティ上の話なら、単にその穴をうめるファイルをWindows Updateなどで更新させればいいし。Windows10の利点「便利ですよ!」「Cortanaすごいよ!」が新ユーザーを釣る”エサ”になっているのは、なんとなく、胡散臭いとしか言いようがない。新しいOSを使うことはセキュリティ向上に繋がる、という話はわかるけど、「今の今」の現実的に起きている話とまた別の、ふわっとした未来への煽りを感じて、それもWindows10へ勧誘するための説得材料として使われているだけ、という印象を持ちます。
なぜこんなに強引なのか。
今回マイクロソフトは、無料のうちにアップグレードしてください!という「してください!」の部分が非常に強い。さっさと有償にしてしまえばマイクロソフトは儲かるはずなのに。なぜ、強引に、ふいを狙ったように、「アップグレードしません」ボタンも分かりやすく配置せずに、推し進めるのか。
■ 【悲報】Windows 10は数年間無料で使わせたのち、更新プログラムを強制有料化か : IT速報
http://blog.livedoor.jp/itsoku/archives/45595014.html
こういう話もあるようです。
Windows10にしちゃうと、定期的にマイクロソフトに「お布施」しないと使い続けられなくなる環境になる、という話があるようです。だから、「ひとりでも多くの人にWin10にさせたい」んでしょう。今、Windows10ユーザーを増やすことで将来的に「もっと儲かる」から。
ドライバに関する不具合多い。
ドライバをアップデートしないと不具合が発生する、という声が一番多いですね。たとえば、LANが使えない (インターネットできなくなった) とか ウェブカメラが動かない、IMを再インストールしなきゃいけなくなった(はてなブックマークにあった)、とか、いろいろ読みました。
強烈だったのは、「Windows10からWindows7に戻したら、パソコン壊れた」とかいう方がいらっしゃいました。
パソコン計2台、壊れたよー。
勝手にWin10になった→Win7に戻した→2回再起動した→スタートアップ修復の無限ループはじまたキレそう。何してくれてん、MSよ。
古いマシンの方は要注意かもよ。
DELLのopt7010で2台くらってます。
(作業中にさらに追加で1台壊れた)— 梛(な ぎ) (@nagirenha7miyo) May 18, 2016
OSをインストールしたり、ダウングレードしたり、クリーンインストールしたり、っていうのは、パソコン行為の中でもかなり「重大」なことなので、なるべく慎重にやりたいですよね。トイレに行って帰ってきたら10になっていた、とか、「ちょっとコンビニ行ってくる」レベルでやってもらいたくないものです。
インターネットと動画閲覧、メールくらいしかやらない人は不具合なんて感じなさそうですが、拒否している人はだいたい、何かしら、お仕事などで重要なソフトウェアを使っていると思います。
OSの概念が共感できない
Windows10には、プライバシーに関する設定があります。これはどのOSにもありますが、そこに「アプリで自分の広告識別子を使うことを許可する」という項目が存在します。
広告が表示されるプログラムは普通にいっぱいありますが、それはプログラム単体の管轄ですよね。OSそのものに広告を表示されたり消したり、という考え方がまず意味がわからないし、やってほしくないです。
こういう記事もありました。
■ Windows 10大型アップデートはスタート画面の広告エリアも大型化。アプリ広告が5個から10個に倍増 – Engadget Japanese
http://japanese.engadget.com/2016/05/18/windows-10-5-10/
パソコン開いていきなりアプリの広告が出るのってどうなんでしょうね。設定で表示を消せるのかもしれないけど。
きっと「更新プログラムの有料化」と「広告収入」で、より多くの収益が得られるのでしょうね。
まとめ
初心者こそWindows10を使うべきだ、という話がありますが・・・ でも、初心者って、購入したときに入っていたOSをパソコンが壊れるまで使い続けるのがいちばん楽ちん。
それを、今まで使っていたOSに新しいOSをアップグレードさせて使う、ってかなりリスキーですよね。普通にパソコン得意な人でも「今使っているPCに新たなOSを入れる」ってあんまりやりたくないですよね。
個人的に、タブレットを使ってイラストを描いているのですが、このタブレット、Windows98SEのときの製品なんです。 Windows10にするとたぶん使えなくなるでしょう。Windows7でも無理やりごまかして使っているので。タブレットくらい新しく買え、という事でしょうかね。まだ使えるのに。
その他には、フリーのリズムマシンのソフトもWindows10で使えるか分からない。
まぁ、いろいろ不安がっても仕方がないから実際やってみようよ!という考え方もありそうだけど、OSのアップグレードでパソコンがおじゃんになる可能性と、それに対応する時間と労力を考えるとやりたくないです。
昨日は、Macの製品ってどんなのがあるんだろう?とApple社のページをいろいろ見ていました。今までMacにまったく興味なかったです。今回の強制アップグレードでMacのシェアがちょっと増えそうですね。MacユーザーもOSの新バージョンだかで、定期的にお金払っている印象ありますけどね・・・
そんな訳で、今回の回避策は6月や7月にも有効かどうか分かりませんので、アップグレードしたくない人はいろいろチェックしておいたほうが良いです。何か更新情報ありましたら、追記で載せていきたいと思います。
追記 2016/05/26
KB3035583(Windows10用の更新ファイル)がゾンビのように復活していますので、チェックマークを外し、右クリックで非表示にしてみてください。
追記 2016/06/05
■ Win10更新の「KB2952664」を何度アンインストールしても消えない場合ひたすら繰り返す! | デジモノに埋もれる日々
http://ckworks.jp/blog/archives/2016/02/windows10_updater_kb2952664_uninstall.html
こちらのブログが非常に参考になりました。Windows7の場合・・・
コントロールパネル → プログラムのアンインストール → インストールされた更新プログラムを表示にて
KB3035583
KB2952664
を右クリックでアンインストールしたら、右下のアイコンに Windows10アイコンが消滅しました。
でも、何度も何度もゾンビのように復活してきますので、何度も何度もアンインストールする必要があります。私は再起動時に画面が固まるようなことはありませんでしたが、私の姉は固まったそうです。そこがちょっと怖いですが・・・
もはや、2016年最大のゾンビ映画は「Windows10」なのではないか、と感じざるをえません。Windows10アボイダーズの皆さん!7月の終わりまで気を抜かずに頑張りましょう!敵はいつ襲ってくるか分かりません!!